古谷真樹,山尾碧,田中秀樹 (2008).幼児の夜ふかしと主養育者に対する睡眠教育の重要性.小児保健研究,67,504-512.
幼児の就床時刻の後退と関連する要因を吟味し,睡眠・生活習慣を整えるための方策について検討することを目的とした。さらに,主養育者には生活習慣改善目標を選択してもらい,3ヵ月後にその維持効果について,事例検討した。本研究の結果,幼児の睡眠・生活習慣を改善するためには,(1)主養育者に幼児の就床時刻の後退は寝不足や行動問題の増加にも関連することを認識してもらうこと,(2)幼児のテレビ視聴終了時刻を早めること,(3)主養育者の朝の行動や夕食の時刻を見直すこと,(4)良好な睡眠を得るための知識教育を行うことが重要であると指摘された。
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